七割生活,とほほ

ちょっとニッチな分野の文系研究者による日々の感想とか,いろいろ

カーフェリーの話しその2

 宮崎からでるフェリーは宮崎までの高速道路料金がかかったが、そもそも船の利用コンセプトが異なっていて、わたしはそっちが気に入った。
 まず、ツアー客ではなくトラック運送が多いことを想定していて、トラックドライバー専用の区画と大浴場があった。トラックの人達は定期的にこのルートを移動する人達がいて、専用区画があると、ジャージにお風呂セットをもって気楽そうに移動していた。食事場所も別である。
 ので、一般旅客との要らぬ接触がなくて、お互い楽である。出発時刻も午後7時発で翌朝は大阪南港に7時半につく。高速道路が渋滞する前なので、楽である。またトラックは「朝だし」という急行便申し込みをしているトラックを先に出発させるので、のろのろしてる一般ドライバーにトラックがいらいらすることもない。
 それに個室も快適であった。一般客用の大浴場も大人数が押しかける前に入ってしまえる。出航する前の6時台にはいってしまっていた。宮崎の沖は波が荒く荒れているとき大浴場に入ると嵐である。
 ということで、私は宮崎–大阪往復のフェリーに代えてしまった。このあたりフェリーの運航会社にもよくかんがえてほしい。いくら大型バスツアー客をねらっても、サービスがちゃんと考えられていないと、ビジネス客との共存は無理である。
 朝7時半に南港につくと、阪神高速が混む前にさっさと大阪の真ん中を通って、京都までついてしまうので、もし、また使うことがあればこのフェリーを使うだろう。