七割生活,とほほ

ちょっとニッチな分野の文系研究者による日々の感想とか,いろいろ

マレーシア式ドライブ2

マレーシアから帰ってきて日本でも運転し、通勤に車を使い、さらに父の足になっていた私は、いつのまにか「普通に運転してるのに(速度はそこそこ守っていた)なぜ、絡まれたりするのだろう?」と不思議に思うようになりました。それで、日本の免許をもっている友達に聞くと、白線での停車位置の違いや,車間距離の違い、それから日本での運転文化の違いを知りました。
 例えば、ホーン。マレーシアでは皆がぱっぱか鳴らしていましたので、ま〜さ〜か、日本では「車のホーンはなるべく鳴らさないこと」なんて教習所で教えているなんて知りませんでした!なんでやのん! 
 さらにパッシング文化の違いも知りました。パッシングの意味がぜんぜん違いました。あっちでは退いてくれ、とぱっぱと付けます。車間詰められてぱっぱと付けられます。普通です。
 さらに、スコールが多いので、暗くなってくるとみな直ぐにライトを付けます。あまりの大雨だと地盤の緩い土地のゴムの木なんかが道に倒れてきて、見えない、というのはアブナイからです。
 そして、ライトをつけても見えないほどの雨(高速道路で隣のガードレールがみえません)のときにはハザードを付けて時速80キロで隊列を組んで走る,へたに速度を落とすと衝突する=いまでもマレーシアではこれが普通です=とか、
 バイク連中は大雨になって走れないと見なすと陸橋の下にたまって雨をやり過ごすので、陸橋など雨宿り場所ではバイクに注意、とか、
 高速道路の道端に「農民が出す果物屋台ができて、みな勝手に停車するからウィンカーはちゃんと出して停車する」というのが「普通」だと思ってました。なので、日本でハザードを使わないとか、追い越しをしないとか、ウィンカーを出さないとかが不思議でしたわ。
 いまでは日本でもかなりマシな運転になっているとは思いますが、マレーシアで運転するほうが好きですわ〜〜〜〜。