七割生活,とほほ

ちょっとニッチな分野の文系研究者による日々の感想とか,いろいろ

編み物発作。

抗がん剤の副作用でアタマが働かないなど、いろいろありました。
いや、正確にいえば、普段服用している抗うつ剤、安定剤が、抗がん剤との相性が悪く、そのため、病院から心療内科を紹介してもらい、いままで、15年ほどのんで依存してしまっていた、パキシルソラナックス、から離脱し、サインバルタデパス、レメロンにかえました。その移行期間に抗がん剤の副作用の貧血などがかさなって、まったくアタマがはたらかず、めまいがするなどつらい時期があり、本も読めませんでした。読んでもアタマにはいってこないのです。
 ということで、療養中にはまったのが、編み物です。
去年もセーターを一着思いつきで編んで、のこりの毛糸があったのですが、ついつい雑誌を買って、ネットで見て、情報を仕入れてしまったのが、運の尽き。
 野呂栄作の毛糸が欲しくてたまらず、買い込んでしまいました。
その結果、二着を編みました。並太のくれおぱとら、という糸で編んだセーター(雑誌に載っていたまんま)と、極太のひつじの糸で編んだ自分でのアレンジジャケット。抗がん剤の副作用で味覚異常があって、料理も楽しめないし、アタマもまわらないので、ひたすら、編み物にのめり込みました。
 できあがってみると、野呂の糸がきれいだな〜〜〜。コスタリカか東南アジアの熱帯の鳥みたいな色合いだな〜〜〜。だれが着るのかな〜〜〜、黒しかあわせられないな〜というようなものになりました。まあ、恥かくのはわたしだからいいか。